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Shulla
【The Final】
2005.10.28 (Fri) ESAKA MUSE
出演
Shulla
海斗「何でこんなに最後にふさわしい曲ばっかりなんだろうな?」

「暴れるぞ!!」

海斗のキレのある動き凶暴なメロディからメロディアスな展開へと変わる。
海斗のデスヴォイスから流れるように「豹変」
ヘドバンでライブハウスの半分が埋まる、海斗も「いいかぁ…頭を使うんだ!!」に呼応して二曲目からフルアクセル。


「ワーンフェイス、ツーフェイス、スリーフェイス、フォーフェイス!!」と指折り、煽る煽る、
そして「大阪、ここまで声を届かせろ、指切りしようかぁ!!」
「指切りしたぁー」で、ババッと会場に両手が会場中を埋め、「小指はぁニセモノォー」で切られる、そして逆ダイ。


海斗「大阪来たぞぉー、今日は…ライブを最後まで思いっきり、楽しもうかぁーッ、
暴れたいヤツは暴れろォー!!叫びたいヤツは叫べェー!!泣きたいヤツは泣けーッ、もっとひとつになろう!!」

そして始まった「オーロラの果て」
スピード感満載、LIVEではかなりプレイされている身体を揺らす、
揺らす一体感のある曲。優一の切り裂くようなドラムの炸裂音が耳を刺激し、
莎瑛、凪の昂揚させるようなギター、ベースの莎瑛、のズクズクした音が心拍数をあげる。


海斗「さぁーーッ、飛べぇえええええええ!!」


悪い癖
「ヘイヘイヘイヘイヘーヘイ!!」「ジャーンプッ、ジャアアーーーンプ!!」と、
海斗が煽りまくる。音源とは違い、LIVEでは煽りから始まるこの曲。
5曲目なのに対バンときのラストのようなファンのノリ、王道なヴィジュアルロックながらShullaの凶暴さがミックスされ、
早くもライブハウスに埃が舞い、室内は秋だと言うのに倒れてしまいそうなぐらい暑い。
これが大阪ラストと思えないぐらい男も女も関係なく暴れまくる。
いままで見た中で始終ここまで熱いのは無かった。それぐらい熱かった。


そして、ドラムの連打音から身体に心地よく聴かせるメロディが特徴の「忘れん坊」
さきほどまでの暴れっぷりとは対照的にバラードではないのにも関わらず、優一のドラムソロ、楽器陣のプレイに聴き入る。
そして間髪いれず、シャッフルリズム。騒ぎ出すファン。
人を海斗の小馬鹿にしたような声で
「いつも嘘をつく少年が狼に食べられてしまう話を知っていますかぁ〜?」から始まる嘘つき少年
「足を切り落とされました〜」という歌詞では、土台からストっと落ちて、足が切られるようなパフォーマンスで魅せる。
昔からある定番曲でファンから愛された曲。始終笑顔だった。


そして「逆ギレしちゃったぁーーーーーーーーーー!!」と、逆ギレ
莎瑛、凪のうねるギター音、莎瑛と優一の叩き伏せるようなベースとドラムに再びファンは沸点に。
いたるところに頭をフリまくっては逆ダイ。不思議な間奏を経て、疾走するギターソロへ。そして再び、飛びまくるファン。


会場が真っ暗になり、メンバーを呼ぶファン。

海斗「あぁー…あぁー…大阪ぁー…お前らはいつ来ても熱いなぁー…」

拍手が沸き起こる、そして
> 海斗「まぁー…当たり前だな、俺野球のこととか詳しくないけど、阪神負けたらしいジャン?トラ負けたらしいじゃん、トリに(笑)

けど、全ッ然ッ、興味ないから、うん、なんとも思わん(笑)


えぇー…大阪、何度来たでしょうー…もう解らないぐらいいっぱい来たよね。東名阪ワンマンやったのも場所は…西九条ブランニューで…ね、ワンマンやって。それから何度も何度もワンマンやってすごく…大阪…


ぶっちゃけ大好きです大阪。


大阪、最後のワンマン、どうなるか…まぁいつも行ってる心斎橋ミューズ…と思ってスケジュール見たら、『江坂ミューズって何だ!!?』で、…もともとブーミン?江坂ブーミン?Shulla、出たことある?(ファン:あるー)、


…ふっ(笑)」


海斗「俺、はじめまして〜て言って入ってきちゃったけど、あるか?」

漣「あるよ」

海斗「…あるか?緑と赤の楽屋なんてあったか?」

漣「あれはぁー…色が変わったね。」

海斗「変わったか?」

漣「変わった」

海斗「ミューズになってから変わったか」

漣「たぶん」

海斗「ふぅーん…まぁ…だからねぇ…いつもよりこんなにいっぱい来てくれてありがとうございます」


※余談だけれど、今日はキャパいっぱいいっぱいまで入っていて身動きが取れなかった。というわけでRyuは後ろの出口のほうで一人で見てました;


海斗「…で、大阪の人がいっぱいなわけですよね?今日はみんなに質問をしたい。
僕は、福岡に行く途中にィ、パーキングによったのね。パーキング…?サービスエリアによったの。
で、たぬきソバが出てきたの。たぬきソバってさぁ…揚げ玉みたいなのが入ったヤツでしょ?」

ファンの声がワァーワァーなって収拾つかなくなり、

海斗「あぁー…もう、喋りたいヤツは挙手してください(笑)」

そして、
ファン「油揚げ」
海斗「油揚げ!?油揚げはきつねでしょ?」
ファン「タマゴー」
海斗「タマゴ!?」
ファン「掻揚げー」
海斗「掻揚げ!?」

海斗「大阪すげぇ、ソバでこんなに盛り上がる(笑)」


海斗「で、俺はぁ、横浜では「たぬきソバ」を頼んだら「揚げ玉」が入ってるんだ。
大阪でたぬきソバっていったら赤いキツネの【油揚げ】がのってるんだ。…これ合ってる?俺、だまされてる?」
ファン「うどんだったらぁ、揚げが入ってるとキツネでぇ、ソバだったら揚げが入るとタヌキになる。逆になる」

海斗「へぇー…おぅ、うぇえええええ!!」

感心しまくるメンバー&ファン


海斗「(゜∀゜)ノシ∩ へぇへぇ」

海斗「まぁー…今日のライブのクエッチョンマークがぁ…そのたぬきソバってきつねそばのことかなってすごぃ胸がモヤモヤモヤモヤ…福岡のライブで【訊いてみようかなぁ…でも大阪に訊いたほうがいいよなぁ】って、で今日は訊いてぇ、


「本当によかったです(笑)」

会場、笑いと拍手。

海斗「えぇー…11月2日にアルバム【〜Never too late to change〜】…あってるよね?ホントはちょっとづつですけど…やってます。発売した後のライブがEastしかないんですけど、どうしてもみんなの前でやってみたかったので、この曲を聴いてください」


アコースティックギターと泣きそうなギターメロディ、崩れそうな憂いを含んだバラード。
アルバムの完成度の高さを彷彿とさせるようなクオリティに息を呑みそして、「砂時計」へ…、
楽しいMCからしっとりとした音楽でShullaの別の一面を見せる。

しばらく静寂を保つ会場…一瞬時間が止まる。
そして、メンバーコール。

海斗「えぇ…沈まぬ夕日と赤い頬という曲で…
みんなと海に行きたいなぁ…って思って、優一と一緒に行こうって約束したんだけど。一人で行ったの」

海斗「僕は泳ぎに行って…一人でプカプカ浮いて

【あぁー…詩を書かなきゃぁー…】ってベソーって…ベソー…じゃないなぁ、あぁああぁー…って感じで。で、海岸で寝ちゃって、夕日を見て、「あ、これを書こう」って思って。で、今回のアルバムはメンバーみんな書いてるし、そして今回はメンバーの皆様に向けて詩を書いたってことでね、今回のアルバム、是非聞いてみてください」


「でもね、実は海に行ったの。優一と釣りに。あのねぇー…某Rバンドの有紀くんを呼んで、鍋パーティーして三浦海岸に行ったの。で、ウキウキしてぇ、竿買ってぇ、釣りしたの…で、釣りしたの、で釣れたんだけど


怖くて触れないの(苦笑)


ここで優一がトーク、

優一「あのねぇー…こんぐらいのフグなんだ。で、怖いからって砂浜にバンバンバンバンでフグ叩きつけてるのw

で、ほったらかしにして寝てるの」

会場からひどーいの声がそこで海斗、

海斗「違うって、お前ら全然わかってない!!
フグって丸くないんだ、こぅ…おたまジャクシのデッケェバージョンみたいな。しかも目も白と黒じゃなくて赤と黒なんだよ(笑)


で、ニッパーで切ったりするらしいんだけどそれもイヤじゃん?
だから、3mぐらいの竿を地面にバーンバーンって、…(ファン:えぇーと非難の声)

違うって

フグは怖えーんだ!!

優一「俺が遠くから見てたら『海に入るために体操してんのかなぁ』って見たら、
フグ叩きつけてて、もう一回見たら海斗飽きたらしくて寝てたのw」

海斗「そぅそう…で、寝て起きたら、波が満ちてきて、ざっぱーんって胸まで来て起きて(笑)

キス釣りにいったの。こっちのキスじゃないよ?」


ここで、凪がじっと海斗のキスを見つめる。そして海斗それに気付いて投げキッスw

そして凪の話へ、

「でもこんな顔してるけど、凪っちょ、この前の福岡のときシャツ反対に着てたのw
でもねぇー可愛かったよ、すんごい可愛かった。で、ライブ終わって凪っちょがぁポツリとさ


『これさぁ…「悪い癖」でよかった…アンコールの一発目が「光の陰に…」だったらT-シャツ逆に着てたら最悪だった』


って(笑)」

海斗「今回のツアー、一言で言うと…『すごい楽しいです』、何だろ…『終わる』のは確かだし…もぅ…たぶん今日入れて三本。Shullaとして時間がないけれど…ホントにみんなのお陰ですげぇ、楽しいんで。何て言うんだろ…大阪ってすこし苦手だったの、バンドはじめてまだまだのバンドだったのかもしれないんだけど…すんごい冷たいイメージだったの。


でも今思えば…『すんごい素直だったんだなぁ…』だと今思ってます。
本当にイイもの、悪いもの持ってて、すごいなぁなぁではない場所なんだなぁ…って、心から思ってます。」

会場から拍手、そして

海斗「それでは…しんみりするのもイヤなんで、


バカになっていこうぜぇーーーー、!!

乱痴気騒ぎな曲、笑顔で踊りまくるファンとメンバー。間奏では指をパチンと鳴らす。
そして、

海斗「お前ら、まだまだ行けるかぁー!」

そしてグロテスクな仮面を被り、学生服をきた二人が出てきて、二番手
複雑なダンス、「こんなん踊れるかぁ!?」って思って周りと見たらみんな付いて行ってるし;
みんな予習済みであって少し尊敬。ダンスダンスダンス!!

海斗「大阪、次の曲…わかってるなぁ?とことん来いよぉおお!!?」

ロボットダンスから海斗でデスヴォイスを皮切りに、無我夢中

逆ダイ、コロダイ、ヘドバン…全ての暴れる要素が入った暴走チューン。
15分ぐらいしか経っていないのに二時間ぐらい…長く感じた。
途中、優一がドラムをサポートに任せて、ギターを手に取り、凪、莎瑛とともにトリプルギターで優一も前に出て煽る。


海斗「バカになれぇ!!アホになれぇ!!、ダメ人間!!

全力で歌い踊り続ける。Shullaの定番中の定番。中盤ファンのコーラス。


わがままあげ足取り人を小馬鹿にするの大好き
疲れるよここにいると腐りきってるボクは ダメ人間 !!


不器用なShullaという存在、そしてこのまま終わることなく、
海斗「最後にこの曲を贈ります…【again】


綺麗事なんかじゃ癒えるはずない 出会う前に戻りたい
Before meeting you'll once again



海斗の壊れそうなぐらい力が入ったパワーボーカル、壮大な空間を生む凪、莎瑛。
漣のベース。深い優一.。歌いながら涙で、「言いたくないはずなのに言わなくちゃ…」

この歌詞で詰まる…歌えなくなる海斗。
不器用なはずのShullaがこころの底の気持ちを叫んだ気がした。


海斗「ありがとう大阪ぁーーー!!」





アンコールを求めるファン。そして、メンバー登場。
海斗「まだまだ遊ぼうぜぇー」
独特のギター音からはじまるリンリンの願い事
左右に揺れ、くるくる廻るファン。漣の動くベースが前に出たこの曲。メジャーコードな曲で笑顔のファン。そして海斗、


はっくしゅん


くしゃみ、無我夢中と肩を並べるぐらいの暴れナンバー。
「はぁ…はぁ…はっくしゅん!!」で煽るShullaしかできない煽り。
どんどん上昇するライブハウスの室温。再び舞い上がる埃。そして終了後…メンバーを呼ぶファン。


海斗「ねぇ…お前ら何でそんなに熱いんだぁ!!そんなに熱くされると…そんなに熱くされると…
別れるのが辛くなるだろ…これが最後の曲になると思います。絆という歌


「側に居て、側に居てよ」というサビメロディの歌詞から始まるこの曲。
バラードでもなく、ただ…【again】と同様、Shullaの気持ちが詰まった曲。
ピアノの音が優しくも力強さを感じさせるような…そんな曲だった。




そして再びアンコール。
海斗、シャツに着替え、無言で「カラス」を演奏。
きらびやかなアコースティックギターでファンをほんのり明るくするような曲。
そして海斗…


海斗「何でこんなに早いんだろうな…LIVE終わるの。
俺たちが作った曲ってさ…『なに?この変な曲』…『何でこんなの作ったんだろ』って思ってたんだけど…こう最後になったらさ…

何でこんなに最後にふさわしい曲ばっかりなんだろうな?

…せき止めていたものが一気に溢れて泣きじゃくるファンとメンバー。
そして、プレイされる「コード」
明日ノドが壊れても構わない…命を削るように歌う海斗
泣きながらドラミングを続ける優一、下を向き続ける凪と漣、
じっと目にその光景を焼き付けるようにステージをみる莎瑛。

最後…

海斗「ありがとーッ せーのッ、飛べぇーーー!!」



全員で手を繋いで飛んだジャンプ。
最後、カーテンに映し出されたShullaの文字。
ファンの「ありがとう」の言葉。
…Shullaはもう少しで消えてしまう。だけど一度鳴った音は消えない。


そんな気がした。



・青春の摩天楼
・豹変
・指切り
・オーロラの果て
・悪い癖
・忘れん坊
・嘘つき少年
・逆ギレ
・-MC-
・沈まぬ夕日と赤い頬(新曲)
・砂時計
・-MC-
・我
・二番手
・無我夢中
・ダメ人間
・【again】

・-enocre1-
・リンリンの手紙
・くしゃみ
・絆という歌(新曲)

・-encore2-
・カラス(アコースティック)
・コード




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