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9GOATS BLACK OUT
【 SPEED DISK PRESENTS〜森羅万象Another Story 】
2009.08.08 (sat) 大阪BIGCAT
出演
DELUHI
Sel'm
DEATHGAZE
SCREW
9GOATS BLACK OUT
Moran
若干の物足りなさと、9の預言

9GOATS、Moranのどちらがトリかを考えると、
Moranがトリで手前が9GOATSという判断が俺の頭の中で下された。

元々大きな会場であるBIGCAT。
見たいバンドを見終わり、帰った人も多いのか少し減った印象があった。
それでも端まで人は埋まっており、男性ファンも多く見えた。
しかし、俺より若いし、服装はそれっぽいが、
動きなどにライヴ慣れしているように見れない。




そんな取りとめもない観客観察をしながら時間を過ごしていると、坂本龍一「ハイ・ヒールズ」が流れた。
暗闇の中、メンバーを呼ぶ声が少ないのは会場が呑まれているせい。
今回の衣装は、Black rainのものに近く、夏のためにアレンジしたようなシックなスーツだった。

広々とした会場の上から、白色の電光が上空から照らし出す。
温かな光と焚かれたスモークにより、
メンバーが朝靄で覆われたかのような状態で静かに「sink」を奏でる。

少しづつ晴れていき見える光景、ryoの動きに目を奪われ、
息を呑み、静かに沈み、次の「float」で気分を少しづつ昂揚させる。



会場の広さもあり、赤色の照明の中、会場を上手から下手にかけて動き、客層を煽る。
ワンマンで見たときよりも会場を煽れるバンドに昇華していることに若干驚いた。
バンドのコンセプトに縛られていた感があったが、ライヴバンドになっているのだ。

「float」が終えた後、mosesが流れる、暗闇の中、ryoがakaya達に耳打ちを駆ける。
メンバーのレスポンスでテンションをあげるための演出実行のための算段かと思ったが、
その考えを大きく裏切った。
「690min」へと移る。前方はヘッドバンキングの嵐、
曲中の歌詞に合わせ、上手・センター・下手へと観客を指差したり、数を指折り数えたりと、
魅せるところで魅せるのもポイントだ。




大阪が好きだというMCも含め、メンバーが笑顔を見せる。
他県では解らないが、大阪のノリは好印象なのか、確かに会場のノリが良い。

「690min」のテンションをそのまま、「headache」へと繋げ、熱さを増す。
「headache」では先ほどの相談の結果か、akayaもキーボード放り出して、煽り始めた。
まさか奥からズカズカやってきて下手から上手にかけてまで、
全身をつかって煽るのはサプライズ過ぎて面白かった。


そのあとは、DVDの告知。
「DVDのBright Gardenで記憶を刻んで欲しいですが、
まず今日という大切な一日を刻んでください。」

そんな一言を残し、ライヴの告知後、「Sleeping Beauty」で締める。
緑色と白色の照明に彩られ、深緑を表現出来ていたのではないかと物想いにふけていた。

しかし、曲が新曲無しのやりつくされた五曲。
持ち時間も決められているので物足りなさを感じる。

9GOATS BLACK OUTはもう少し長めに見ていたい気持ちが出てくるが、
初めて見た人にとっては衝撃的な五曲なのだろう。ちらほら初見の人の高評価が聞こえた。

告知されたライヴ情報を見てみる。



【 FM OSAKA “BUZZ ROCK presents BUZZ MANIAX 】
2009.9.9 (wed) なんばHATCH
出演:ムック / AliceNine / 9GOATS BLACK OUT MC:下埜正太
開場:17:30 開演:18:30

え、なに、その組み合わせ!?「9」繋がりで集めたの!?


・Sink
・float
・690min
・headache
・-MC-
・Sleeping Beauty




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