ドラマ性を感じる疾走感、突き抜けるRuizaのギターフレーズが、
曲の中にある純粋な気持ちをより際立たせている。
ASAGI作曲で、聴いていて無理のない展開、
気持ちが昂ぶるフレーズが満載の仕上がりとなっている。
「星空の下、恋人と互いに求め合う気持ち」、
過去、現在、未来、全てを捧げてもいいと思える相手。
互いに未熟で傷つけあった過去があったとしても、
『一緒に居たい』という気持ちを持たせる相手。
信じられるものがひとつでもあれば精一杯生きることができる、
信じるものがあるから生きる意味が生まれる、
強く生きることが出来る…といった、"生"を歌った唄。
いつの日もかわりに泣いてくれたのは そう「最愛なるあなた」でした
力強いサウンド、迫り来る感覚に陥らせるような腹の底を抉る低音、
濁ったサウンドと対照的なASAGIのファルセットのギャップが妖しい空気を出している。
こちらもASAGI作曲、霧が立ち込めていて、
同じ風景を何度も見ている感覚を表現するために、
あえて同じフレーズを何度も使ったとのこと。
太古の始祖が吠える言葉、…隔離された世界で生きる葛藤・苦悩を書いた歌詞で、
歌詞内の言葉が現実のものなのか、架空の世界からの住人の声なのか…、
今、いるところが現実なのかまた違う世界なのか錯覚を起こさせる歌詞となっている。
「何もかも捨ててしまえばいいのさ」
「飼いならされたおまえに明日などない」
Ruiza作曲。英詩が使われた最速サウンド。
HIROKIのドラミングの連打がクローズアップされるライヴ曲となった。
ただゴリ押しではなく、ところどころRuizaの七弦ギターの繊細・パワーの部分を出したり、
ASAGIのシャウトとビブラートを合成させたうねる高音を出したりと様々な技を見せている。
『Dの領域を穢すものへの警告』、
"ファン=うら若み花々"を守る薔薇のトゲの攻撃性を、
全面的に出したものとなっている。
ファンを大切にしているバンドだからこそ、ライヴハウス内での痴漢など、
そういった人間の排除に対する熱意を感じさせる。
真偽を唱える薔薇の下に引き摺り出そう
何人たりとも偽ること決して許されぬ
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