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トリコロールオペラ星屑クロック
Dolly/ ドリー
トリコロールオペラ 星屑クロック
兎唄 (ミッフィーナンバー)

妖しさ溢れるムードを醸し出した低音。しかしアップテンポでノリがよく、踊り出すような蜜のヴォーカルラインも聴き所な曲。
「INject Candy」の進化系といった印象を受けたが、
ライヴでは定番ナンバーでサビの、「キュンと鳴って!ハイと為る!」では、『咲き』が発生。

『ミッフィー』という言葉は、「うさこちゃん」という意味だが、ウサギを英語に直すと「bunny」「hare」「rabbit」となる。
そして、「bunny」「hare」の中のスラングとして、『愚か者、まぬけ、騙されやすい人』という意味が出てくる。
「number」は「曲」という意味があるので繋げると内容的にすぐ解る。

一人の少女、「飴と鞭」という言葉が似合う歓楽街で、空虚な気持ちを誤魔化すために官能に溺れては虚しくなっていた。
「時が経てば笑える日がきっと来る…」、そう願い毎日を生きるものの、身勝手な願いは叶わず。
虚しさしか残らない恋愛話を感動的な作り話に脚色しては、軋むベッドの上で喘ぐ毎日。

『胚胎したい(赤ちゃんが欲しい)』と願っては、死を願う、空虚な少女の物語を歌っている。

キュンと鳴ってハイと為る 唾液垂れ流したその紅唇で
胚胎的にお強請して頂戴 致死量的自殺願望気味のキャンディー

my evaluation


Dollyの三色Maxi Singleを入手し、連動特典に応募した人のみ届くCD。
「星屑クロック」に収録されているのは、ライヴで定番曲となっている「兎唄」。
CDケースはなく、歌詞カードと凝ったCDのみ…といいたいが、これ、確かCDケースは配布でもらえたはず。
ライヴ来場者のみだったかな、ちょっと解らないけれど。

音の面だと、今までリリースしてきた作品と比べて若干、
音の構成が甘い気がするかなぁー…何だろう、あまり加工せずライヴノリになっている印象を受けた。

「泣ける…良い曲!」とは思わないが、カッコよくて、ライヴに行きたくなるような曲であるかな。
歌詞は俺の妄想が入っているのでこれが蜜の世界なのか、全く違うことを俺が読み間違いしているのかもしれないが、こう感じました。

ファンでは、入手しておきたい一枚ではあるが、現在入手不可となる。
ベスト盤である「Primary,Premium Best」の入手を目指した方がよさげだと思うが…どうなんだろう。