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ape music
 
Galruda / ガルーダ
ape music
発売日:2001/08/03

※この情報は、2009/01/25 15:21のものです。
阿片

こちらも、羅針と同様、エスニックテイストな妖しいサウンド。
阿片に酔いしれ、感情が揺さぶられる情景を描く様に起伏が激しい、漾のヴォーカル。
鼓舞するかのように、緩急の付けたバンドサウンドがより妖しさを強調する。

「寂しさを忘れるため」の阿片。歌詞は、阿片を待ち望む女性の詩。
一端の理由のある服用に見えても、阿片のう効能が切れていくと露わになる、
貞操さえも捨て、心の底から快楽を望む醜き姿。
シャウトと、目まぐるしい展開が聴きどころである。

嗚呼、貴方が見えるわ 愛しているわ
目障りな服を剥ぎ取ったら犯してあげる


mare

メロディアスながらも、黒魔術のような歌詞展開のダークな雰囲気を纏わせたサウンド。
サビで一気に爆発するが、そのときのシャウトと織り交ぜ具合が最高にカッコ良い。

いつか見た「悪夢」の模様を、描写したような歌詞で、
地獄と現実が降り混ざった混沌とした世界を描いている。
そんな悪夢に取り残された主人公は、完成しない世界で閉じ込められる。
ずっと、悪夢の中。ずっと。ずっと。

再会しない二匹 記憶は賽の河原 晴れた上空が どうしても思い出せない
<淫魔来レリ>狂喜と官能劇 冷めた表情で 飲み込んでいく


my evaluation


「ape music」、こちらもレアな作品となっている。たまにヤフオクとかで見るかも。
レビュー内で思わず書いてしまったが、「mare」が最高にかっこいい。
また、「阿片」もそのテイストは一度聴くと癖になること間違いない。保証するよ。

何度も聞くと、解散が惜しくなるバンドだったなぁ…と思ってしまう。
しかし、この先に、tosinnが生まれ、進化した曲が作られていくのだろうね。