曲調はスローテンポでオルタナティブ。映像的としては、夕暮れのイメージが浮かびやすい。
歌詞の内容は、「案山子」をモチーフにした男性の帰りを待つ女性の唄。
当時、交通機関が発達していなかったとき、街に出征し、商品を売るとき、旅が必要であった。
男性は街へ、女性は家でひたすら恋人を待ち続ける。
家と畑を往復し、帰りを待ち続ける自分が案山子のように思うという女性の心境を歌った詞。
何度暮れても、何度明けても、何度離れても想いは募る。ひたすら、あの人を待ち続ける。
暮れてゆく夕刻に背を向けて歩むれば 静かに伝う雫を拭う姿さえも枯れて
微かに触れる煙に 今もなお待ち人を暈けて夢現に
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