白水・女雅のリズム隊による曲。リズム隊らしく、突き抜けた明るさに心地よいドラム・ベース重視の音。
ちなみに裏話として、女雅と白水がこの曲の原曲のノリで踊っているところを一志にドアから覗いていたらしい。
その光景はまるで「奇祭」だったそうな。(笑)
しかし歌詞の世界観はグロテスクな「虫送り」の物語。欲に塗れ、黄金の実が成る木に手を伸ばす諸人。
亡者のように狂うその姿は地獄の餓鬼の如く卑しい。しかしその実を食した者はみるみるうちに蟲へと変わる。
やがてその蟲達は村人を襲い、口に滴る緋い露となった。(つまり喰われた)
そして欲に塗れた蟲達は、人間の中に「欲」が潜む限り存在し…現世の闇に巣食う。
戒めを解き 羽を翳し 醜い穢れは 蟲の如く
我に孵り 辺り見渡す 溜息吐き 見つけた物は
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