彩冷える
アヤビエ即完音源集
しこさほこ
マゾチ「三月に観た夢の再構成」
合鍵
ミザリィインザダスク
景
圧縮-ロール
台形の底に溜まった、半透明の澱に顔を長く漬け込みすぎました。
南極
ツェッペ氏、食べる。
ゴシックパーティースピードセッション
以下、「このアルバムでしか聴けない曲のみ」紹介します。
ミザリィインザダスク
「暴君会議」(メンバー:涼平・猛飛・インテツの三人バンド)で作曲された曲。
このとき、涼平がボーカルで出されたデモ音源だったのだけれど、ボーカルに葵が入り、再録。「真四角の部屋の中にて〜」の真四角の部分で指で四角形を作ってクルクル回すフリが特徴。切ないメロディが売り。
台形の底に溜まった、半透明の澱に顔を長く漬け込みすぎました。
不協和音のノイズから、葵のシャウトで一蹴し激しく揺れるヘヴィサウンド。
英語歌詞が多数のこのとき、彩冷えるでは異彩を放っていた曲。サビでは、昂揚していってはまたダウナーになっていくような複雑な展開の曲。歌詞が英語だけれど、訳してみると割りとわかりやすい内容。「void(空間)」は「ライブハウス」ととっていいかもしれない。以降、英語部分を訳したのを載せますが、あくまで自分の解釈であるため、以下の日本語訳は鵜呑みにしないでください。
何も暗闇で見れない。
不安定な音が飛び回るのを見ることができます。
それが町の紺碧であるので、もちろん、避難所が全くまだもありません。
それが町の真紅であるので、もちろん、アウトレットが全くまだもありません。
悪いヘッドの仲間を調教してください。
声はすべてを語る。
気が狂った興奮を輝かせてください。
声はすべてを語る。
白--それは遠くにまみれます。
「空間?」
「空間!」
「空間?」
「空間!」
「空間?」
私を見続けてください。
私を信じ続けてください。
&
'M'e'にキスし続けてください。
ツェッペ氏,食べる
ヴィジュアル系のバンドをやっていて音楽以外で受ける制圧の多さによるフラストレーション。
それがこういった攻撃的な曲になったらしい。タイトルは、レッド・ツェッペリンが好きな自分のことをツェッペ氏と呼び、歌詞の内容は「彩冷えるがバンド界を丸呑みしちゃうぞ!」という内容。ちなみに、
ADD ♯2,N BR LOOP
ADD ♯4,M BR LOOP
というのはマイコンのプログラミング言語です。「ADD」が「足す」で「LOOP」が「待つ」(だったはず)
おまえらはうらやましげにくびをだらんとたれていたよーあー
うー!
さいごにかかってこい。
景(ひかり)
葵作曲。ベースのイントロから入ったメロディアスナンバー。ドラマティックな展開が結果、彩冷えるの幅を広めたともいえる名曲。
実は歌詞がリンクしていて「合鍵」→「景」→「下弦櫻」と繋がっている。
「合鍵」で恋人と死別し、「景」・・・月の光のことなのだけれど。月をその愛する男性だと思い、手を届かせようと思うも届かない・・・追いかけても追いかけても辿り着けない悲しい気持ち。最後、「下弦櫻」で、恋人を埋めて完全な決別を見せる。
水面に這わせ この手で触れても
広がる波紋で 歪む君の姿は 散っては戻り また微笑みかける
水面にうつる月に触れても決して触れることは無い。
まとめ
彩冷えるのファン絶対入手の音源。これを買わないとありえない。
これさえあればライブで楽しめる。やらなくなった曲もたしかにあるけれど、アヤビエの魅力がふんだんに組み込まれた作品。PVのDVDもついてます。しかし・・・こう小出しにシングルで出すより、アルバムで出したほうがアヤビエの世界観としてはイイような気がする。リリース速度が速すぎて、練りきれてない感じが否めない。この音源みたいにライブで成長させてから、録音すればいいのになぁ…と思う今日この頃。
【購入優先度】:

200/200
少しづつ高くなっているけれど、根気よく探せば、見つかる。好きなら絶対購入。
【値段高価度】:

120/200
決して安くはないが、高くも無い。でも高騰化した音源を購入するぐらいならこっちは必須。
【オススメ度】:

200/200
借りれるのなら、借りてもいい。何回でも聴ける魅力がある。
【即ライブ用】:

200/200
ワンマンなら絶対にやる曲満載。
【幅広さ度合】:

200/200
ストレート、変則的、バラードとバランスがとても良く、ワールド満載。
【泣かせる度】:

140/200
「景」「南極」は結構キてる。このアルバムに「下弦櫻」が個人的に欲しかった。
【全体的総評】:

180/200
絶対入手。アヤビエなら絶対これ。
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