k5 =parallel[world]傀儡[word]
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ノイズ混じりのSE。
傀儡。人形。
耳に残る印象的なダンサブルなダークロックナンバー。
晃 作曲もあり、独特の刻むようなテンポが心地よく、
ライヴでも会場を縦横無尽にノせる代表曲となった。
そのノリの良さに騙されそうではあるが歌詞を見ると、
色々な捉え方が出来る内容となっている。
見栄と虚勢で構築されたヴィジュアル系シーンとしての頂点。
たくさんの後悔を蹴り飛ばし、嘲り笑うかのように軽やかに登り詰める。
boogiemanとしてのシニカルながらも死の淵から天井へ登るような内容となっている。
Welcome to the new world.
目の前、 映るは冷たい土ではなくてここではない世界
Welcome to the new world.
目の前、 広がるは絶望の縁ではなくて光満ちた世界
心、 折れて死に往く理由(ワケ)ではなく
全て望んだ結末 苦しみ悲しみを感じる筈なく
新たな世界への憧れ
一定の抑制された幅の中を歌うヴォーカルとバンドサウンド。
呪文を唱えるようなデスヴォイスが特徴的な曲。
"怒り"という感情を抑制されたかのような静かな狂気を感じさせるユアナ曲である。
歌詞内容から察するにこれは、「Pass」の「P」、「agent」の合成語。
"過去へと消え去った行為者"。彼ら自身を示す。
一度、シーンから去った人間の構築してきた功績の崩壊。
その功績が原因で周りの人間が平等に扱わない。
かつて好きだと言ってくれた人間の心無い揶揄や中傷。
その沸々とした怒りを忘れないように、その怒りを抱えた自分を忘れないような呪文。
"I forgot myself..."
"myself anger..."
風化し記憶から消える痛み
泣き叫ぶ声も堕ち
希望さえ洗い流すモノクロの雨
止むことなく降り続く・・・
偽りと解りきった表面的な愛情、突き放す術を持たず、ただじっと見つめる。
見極めるように、ただじっと、闇の中に潜むかのように。
ステージングから見たファンからの愛情?解りきったことは言えないがそんな印象。
ジュンノ作曲となっているが、ヴォーカルラインは束縛されたかのように抑揚がなく、
サウンドは激しめなのに落ち着いているように聞こえる、
気味が悪く、腑に落ちない幅で盛り上げ、盛り下げたりする毒々しい曲。
理性のネジが緩んでいる
来る筈のない明日を待つ
闇に溺れる
真実も知らずに・・・
指先でなぞる
無垢な愛を
焦点のズレてる濁った目で
「recurrence(リカレンス)」…「再起」
過去へとなってしまった思い出を背負い、
闇から光のある方へと向かっていく。振り返らないように。
今回のアルバムの中、異彩を放つ素直な展開に耳を傾けてしまう、
メロディ重視の救いを感じさせるストレートナンバー。
移り変わる季節の中、 君を想うよ
白黒に褪せた思い出を手繰り寄せ
幾億の星の下、 僕は祈るよ
「光溢れる日々を」 と・・・
どこかハロウィンを想像させるようなホラーサウンド。
アングラなカーニバルのようなサウンドに、
ライヴでは激しいノリで埋まる展開となっている。
歌詞は、背徳的な狂った愛情が描かれている。
愛する人間を破壊し、堕ちることで救われる…
破滅へと向かう人間の様子を十三月の記念日として表現している。
寂しくて 寂しくて
泣きじゃくったアノ夜も
存在を消す事が出来るなら救われると・・・
苦しくて 苦しくて
泣きじゃくったアノ夜に別れ告げて
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