サビでポップ、優しいコーラス静かに落ちついたと思えば、
ひたすら高く高く上っていくドラマティックな展開が特徴である。
2003年頃からLIVEでやり続け、進化し続けた曲であり、歌詞は「Tales」という題目の通り、物語。軌跡。
人生という物語のなか、歩き疲れたとき、再び迷いも無く走り続けるといった前向きな曲。
コーラスと隼人の声のメリハリが聴き、かなり聞き込める曲。
Tales from Everlasting 奏でて
君が生きる証を
この景色に心が染まらないように
明日を探して
歌詞の切なさとは相反する、凍結したような冷たさを感じる、力強いサウンドのバラード。
情景描写が解り易く、映画か劇場のワンシーンのような内容となっている。
「生きていればまた会えるけど…死ねば、二度と会えない…」。
白い月を見るたびに思い出す、孤独の始まりの夜。
思い出の場所に行くたびに思い出す、彼女の存在。時が経つに連れて、忘れるどころか、深まる孤独。
数多の清流に映る 蛍の幻色に手を伸ばす・・・
痩せゆく君と供に過ごした夏を 目を閉じれば繰り返す
強くその体 抱き締めてみる
人の話し声を歪ませるノイズ、そしてシャウト、デジタル・ヘヴィ・サウンド。
急激にテンポアップし、サビ前では、エフェクターの掛かった隼人の声が煽る。
叩きつけるようなバンドサウンド、鳴り続ける動機音、そして隼人の艶やかな一声から、
Duel Jewel特有の耳につくサビメロディ。そして再び、デスサウンドへ。
対バンで演奏されている煽り曲ならおそらくこの曲。
震える両手 やがて来る至高の瞬間に
この眼に映るものが全て無限の悦をくれるだろう
|
my evaluation
既存曲が一曲、他二曲が新曲といった作品。
三曲にしては異常に高いが、Duel Jewelの「The Birth」という名前の通り、
これからのDuel Jewelの未来を感じさせるようにキャッチー、バラード、煽りといった際立った内容。
初心者向けでもあり、これを聴いてダメならもうダメなんじゃないかな…ってなぐらい、濃い。
しかし全体的にプレイ面がしっかりしていない部分があってそこはもうちょっとこだわってほしかったところだ。
ちなみに、2009年6月24日発売の 「REVIVE」には、「Trust」、
2008年11月26日の「グラスフィア」には、「Tales」が再録されているので、
弧月がよっぽど聴きたいとき以外なら、そっちを勧めたい。
|
| |