温もりを感じるような柔らかいタッチで奏でられる淡々としたギターストリングスから、
サビでは大きく盛り上がる浮遊感とメリハリの効いたバラード。
伝わりにくいかもしれないが、例えるなら胎動。静かながらも温かい。生ぬるさが心地よいバラードである。
理想・思想を押し付けられるたびに、朽ち果てていくのが目に見えて解る二人の気持ち。
しかし、一人では寂しくて生きていけない、だけど心に決めた人でないと一緒にいられない脆さ。
恋愛に得るものも、無くすものもない、静かな空間の中、月である君が夢を見せてくれればいい、
俺が君が悲しい時に泣けるように闇となり、君を隠すから。無垢に帰れるように夜をあげるから。
互いに心が離れ合っているのを感じても、側で揺れるような関係でいたい。
求めるものは静む体温、互いの存在を尊重した関係。それが「二人でいる」という意味。
しかし、闇はやがてその月を呑み込み、月は闇の中で存在を消えてしまう、
全てをものにしようという気持ちが相手の不自由を奪い、二人でいることの意味を見失ってしまう。
寂しくてまた月を求め…存在を主張し合い、また呑み込み、繰り返す、満たされない恋愛体質を歌う。
静む様に 包みこむ闇 ずっと、側で揺れながら
無垢に帰る 夜に遇える そして指跡一つ残さずに 消えた
LIVEのとき独特の警戒音が鳴るイントロが特徴的なLay作曲の煽りナンバー、「Candy tripper」
Fatimaの代名詞ともいえる曲であり、「Mindburst」という名前がやがて、時を重ね現在の名前となる。
歌詞がめちゃくちゃに散乱された状態であり、
歌詞の内容を理解というよりも、屈折した世界を楽しみ言葉遊びのように感じる。
「Fatima簡易案内書」という副題もついており、その副題通り、最も『らしい』、妖艶かつ破壊的なサウンドである。
×No tar× ピッチシフター
呆然と腐乱(笑 ☆FUCK YOU☆
Welcome to the F’s mind
Blush****grind****
Excellent!
「僕も曲作らなきゃヤバいな…とパソコンに送られたLayのデモ「静む体温」を聴いて作った曲(4ge談)。
どうしようもなく孤独で、寂しさのあまり手を伸ばす。向こう側はこちらに好意を抱き手を差し伸べるが、
「人は人を傷つける みんな一人でいればいい」と傷つくことが怖く、
結局は手をひき、また寂しさに閉じこもる「堅瞑り(カタツブリ)」という存在の歌。
間奏では「カッコウ(鳥)の歌」もしくは「キーンコーンカーンコーン」の鐘の音みたいなギターソロや、
Kanomaが「タンバリン」を持って歌ったりとパフォーマンスが映える曲ともなっている。
風立つ方へ逃げていった駒鳥帰ってこないけれど
風舞う空へ別れ告げたなら みんな幸せになる
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