歪曲したラヴソング。モチーフとしては、「東京都少女監禁事件」。
少女を監禁し、「王子」「ご主人様」と呼ばせていたという事件である。
独占欲の強さ、故に巧くいかない愛の伝え方。
飼育箱に監禁しても、自分を好きにならないことに戸惑いを感じる主人公。
人を心の底から好きになることを初めて覚えるもの、それに執着し、結局は報われない、憐れな恋。
曲調としてはアルバム「証拠」にも収録されている「火曜日の焼却炉」や「ネジマキドリ」の部類で、
聴いた感触としては少し前の人格ラヂオのサウンドである。皆が想像しやすいダークな世界。
抱き締めたい壊れる程に 永遠に閉じ込めたい
乱れていたいでも飲み干したい君は僕の手の中に
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