ゾクゾクとするようなベース+ドラムのリズム隊から奏でる新Sugarの音色。
リズム隊は、同じフレーズが続いている中、ギターは自由にかき鳴らされる。
何度も聞き入る中毒性を含んだ曲で今までになかったディスコビートのようなテイストとなった。
そんなサウンドをバックに歌い上げるは、「人の死」。
だが、視点としては、第三者で、大切な人が死んでしまい、悲しむ人にメッセージを贈る内容。
美しく眠る大切な人、訳も解らずただただ自責する「君」に花を贈る。
悲しみを隠すためと、傷口を癒すために。
今日もまた血の温かさに泣き 君は心をなぞり確かめるように 刻みつける
人間が誇張し、守り続けたものさえ、簡単にひっくり返す代物。
悪意と放蕩に身を滅ぼさせる『媚薬』をテーマに歌う。
エロスと人間の弱さを題材に、奏でるのは、乾いた音色のジャズ+ロック。
ノリの良いアップテンポなメロディと急にストンと落ちる展開、
Lokiの演出がよりこの曲を彩っている。
作曲は、新メンバーとなる、ベーシスト真悟。凄いアルバムを予感させるカップリング。
悪意はゆるやかに 舌を差し入れて ひらひら
混沌の恍惚に身を滅ぼしたいんだ 「媚薬」
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