過ぎ去っていく、滅びの美を歌いあげるようなアルペジオギター。
Sugarは、今まで「これがストレートナンバー」って言えるような曲が少ない…というより無かった気がするんだけれど、
この曲は変なことをせず、一つとなったメロディアスロック。
"Sleepy"のタイトルの意味としては「眠い」、とは別の意味「腐りかけの」という意味の両方が含まれている。
苦しげに許し請う様に名を叫ぶ 止め処無く
その声も腐っていく
淫乱、色情狂の歌。娼婦にいたるまでのストーリーを歌った曲となっている。
こういった淫靡な曲も、Sugarの王道になるが、リズム・曲の展開もかなりイキきっていて、
はじめてSugarを聴く人は面を喰らいそうな。ライヴでは、かなり映えそうな曲。
忘れたいモノが多過ぎるから 駄々こねる子供みたい 「抱いて抱いて」叫んだ
バンド・Sugarの心境を歌っている曲。
バンドをやっているにつれて解ってきた「裏」。夢よりも現実の部分に目覚めるときがある。
そんな寂しい気持ちはこれからもずっと抱えないといけないけれど、
そんな自分達を支えてくれるファンに対する感謝のバラード。
音数は少ないんだけれど、Lokiのヴォーカルが見事に色を与えてくれている。
切なる声に辛く悲しいまでに そう痛いほどに
届けたい どうしても 穢れ汚れたままだとしても
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