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mannaz~マンナズ~
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アナクロクロック
mannaz~マンナズ~
発売日:2007/07/11
参考価格:\1,575
価格:\1,496 OFF : \79 (5%)
※この情報は、2009/05/22 23:02のものです。


海へ向かう砂

どこか古惚けた音を感じさせる情熱的なタンゴ。
バイオリンのような音色を奏でるギター、古惚けた何かを感じさせるオルガン。
アンティークが好きな人には好みの音かも。歌詞は「未来へ向かう人間の強さと儚さ」を歌っている。

雨は水たまりとなり、流れ、海へと還る。
永久を求めて、自分が居たという生きた証を 残すために、流されつつも、小さな小石にさえその証を刻んでいく。
人は、生きた証を残し、永久になるために、流れ、流されて、海へと向かう。


雨はやがて流れて 全てさらって行くの いつかこの身も削れ 小さな砂粒になっても


僕が君に贈りたい台詞(コトバ)

配布音源となった曲で、今回の作品に入った曲。デジタルな印象を受ける無機質なベース音。
フラメンコ調の音色に四季の伸びやかなヴォーカルが乗り、非情にリズミカルな曲となった。
このMaxiで、一番の聴き所じゃないだろうか。

終わり それは誰かに告げられる物じゃない
敢えて言えば「想いを遂げた時」 僕の中でそう決めていたい


夢に描いた自分(キミ)

どこか牧歌のようなイメージを感じさせる曲。落ち着いていて、のほほんと感じさせる。
歌詞は、夢の中に見る理想的な自分といったところ。
褪せることを知らず、自分の道を突き進む。
歌詞はかなり攻撃的であるが、曲調を考えると、「ゆっくりと落ち着いて・・・」というイメージが強い。
ちなみに四季作詞、Sin作曲となる。


箱庭の夜(inst.)

マリンバ、コントラバスと、マヤ節炸裂の曲。暗さというよりは、まさにアナクロ。
メインコンポーサーとなるマヤのアンティークな匂いを感じさせる音色が全面的に出ている。
2分弱の短いインストロメンタルであるが、単体で聴くとなかなか良い曲である。



my evaluation


相変わらず、マニアック。アナクロのイメージがより強くなった作品。
しかし何だろう、今回聴いていて、すぐに飽きた。
原因を考えてみたところ、おそらく録音した音質が悪いせいかな。

古惚けたイメージを感じさせるためにわざとやったのかもしれないけれど、
これは綺麗な音質で迫力ある取り方すると面白い作品になった感じがあったので勿体無い。

また曲順が微妙。一曲目、二曲目と勢いのある曲が来て、
三曲目で妙に穏やかなゆったりとしたテンポになることで、爽快感が死んだ感覚。
気持ち悪い終わり方になってしまっている。
「続きはまたこんどね…」と言って終わられてそのまま放置されたような。

アナクロクロックに足りないように思えるのは、環境とライヴの数。
とにかく場数が少ないせいか、個性が爆発出来ていない。
もっと奥深い音色を武器に出来る別バンドと一線を引く魅力を持っているのに勿体無い。