ドレミ團
ワカバノキヲク
ワカバノキヲク
出会い、別れ、痛いこと、楽しいこと…いろんなことを繰り返して本当の自分に辿り着く。ドレミ團の本当に今まで無かった……というより別バンドみたいな音になった「ワカバノキヲク」。
マコトの歌い方からクセをとり、暗がりの部分を完全に排除したポップチューン。嫌いな人、好きな人がバッサリ分かれるであろう曲。春っぽいというより…個人的には夏のような眩しさを感じる。
誰の上にも「明日」はきっと来るさ
「昨日」も確かにここにあったから
13月のマリー
今までのドレミ團のモダン+怪奇テイストが満載なミドルテンポなジャズ。
「傘月」「ウソツキセレナーデ」をもっと渋くしたような感じかな。少ない音数のピアノ、古臭いギター音がより哀愁を漂わせている。女性同士の恋愛観を描いた歌詞。
真っ赤な唇にいつもの罪を
けどねラディカルな思考嫌いじゃないでしょう?
思惑通りマイノリティ そういうことだから
哀傷交叉点
疾走感+哀愁といった曲。歌と同時に聴くとたいした変化といった変化は感じにくいのだけれども、バックサウンドだけだと結構激しい仕上がりになっている。
歌詞は、昭和の小さなアパートでの悲劇。「貴方と居る」というそれだけで幸せだった日々が、崩れ落ちて行き、幸せで満たしてくれた部屋にさえ、憎く思ってしまう悲しい物語。
笑って…このまま何も変わらなくていい
あなたが居るという事実が安定剤でした
まとめ
今回はバランスが良く、「今」「昔」のドレミ團がばっさりと合わさった印象。ループするのもストレスが無いかな。『13月のマリー』のちょっと汚れた感じの音は、昔のドレミ團が好きな人はイイかもしれない。俺は好き。
今回のリリースのドレミ團の意気込みは「何かを変えたかった」とのこと。前作は正直言って期待はずれだったんだけれど今回の作品は結構面白い出来になっている。
【購入優先度】:

120/200
初心者さんでも大丈夫だけれど値段で抵抗が出るかもしれない。アルバムを買ったほうが良いかも。
【値段高価度】:

100/200
1500弱と少し高め。最近の作品、割と高値になってきたな…大丈夫か、ドレミ團。
【オススメ度】:

140/200
いろんなところで実験していて、殻が破れて新しい。
【即ライブ用】:

150/200
ライヴではやるはず。ワカバノキヲクは一般受けはするが古くからのファンは面をくらうかも…
【幅広さ度合】:

100/200
いつものドレミ團…かな。
【泣かせる度】:

110/200
泣けないかなぁ…でも音としては楽しい。少しドレミ團に希望が見えた。
【全体的総評】:

140/200
最近のドレミ團は音は聴いても歌詞あまり見ないかなぁ…もうちょっと深みを出してほしいかも。。
>>BACK?