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I hate myself and want to...
† amazon†
RENTRER EN SOI / [リエントールアンソイ]
I hate myself and want to...(DVD付)
発売日:2006/10/25
参考価格:¥2,940
価格:¥1,470 OFF : ¥1,470 (50%)
※この情報は、2010/02/17 15:41のものです。

I hate myself and want to...

超攻撃的なサウンド。感情が暴走して雪崩れるように歌い上げる砂月の英語歌詞。
デスヴォイス、ファルセット、入り乱れ方はまさに混沌。

苦しんで、感じる痛みをはっきりと「痛い」と叫ぶように、吐き出す。
はじめは、自分を非難する人間をひたすら攻撃する内容。
しかし英語の部分の歌詞を読み解くとそこには、自分も痛みで泣いている。
雨の中、涙を流せば、泣いているかどうか解らないように。
終盤…最後の英語の部分で、曲タイトルの「・・・」の部分が明らかになる。
「自己嫌悪、そして・・・を欲る」
今までのRentrer en Soiとなっていたときの優美なイメージが好きだった人たちは、
前作のアルバムでそのイメージが完全に覆され、
「変わった」「イメージと違う」と非難の声を浴びられた。
ファンが好きなバンドに対して牙を向けたわけである。

それに対する衝動を書きなぐった歌詞だからこそ、
感じる…泣きながら攻撃しているRentrer En Soi。


決してお前達には解りはしないだろ
腸煮え繰り返ってるんだよ 己が一番大事なんだろ?

人は平気で傷つけるくせにな
そうやってへらへら笑ってるがいいさ
架空の偽善にしがみついてろ 何も解決するはずなんてない
今のお前たちがいい例だろうが
見つからない 見つからない


my evaluation


アルバム、「RENTRER EN SOI」を聴くとこの流れは納得。
それを聴かずにこれを聴くと、『何て曲をシングルにしてるんだ…!!』と驚くかもしれない。
イントロのギターからかなり激しいデスサウンド。

しかし、北欧系の香りは若干残している。俺としては今のアンソイが好き。
前は前、今は今でしっかりと進化しているから。
今回、DVDがついていて、「分裂LE+DO人格」「DEAD believe ME」「JUDE」「神話」「浮遊追想」が収録されている。
ライヴでは、か細い砂月の声の攻撃力の無さがライヴには不向きであったりとあったのだが、
このライヴ映像を見ると、そのか弱いイメージが完全に払拭される内容。

オマケ的な画質の悪い映像かなと思うと、カメラアングルや画質もかなりこだわりを感じて、
見ていてそのクオリティに納得させられる。
「分裂LE+DO人格」では、ファンだけでなくメンバーも怒涛のヘッドバンキング、
デスヴォイス、煽りまくる。はじめてみる人にも、
映像として「こういうライヴができるバンドなんだ」と納得させることができる作品であると思う。
今回の作品と、次回リリース予定のシングルとの連動企画として未収録ライヴ映像がもらえるので、
値段は高いが「それをもらうと値段相応かな」と思えば買えるかも…?

だが…正直、それならシングルはシングル、DVDはDVDで分けて欲しいよなぁ…。