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水夢見る蝶々
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RENTRER EN SOI / [リエントールアンソイ]
水夢見る蝶々
発売日:2005/05/25

参考価格:\1,500
価格:\1,500
※この情報は、2009/05/04 02:08のものです。
転生

自らの身体が溶けていき、魂が浄化していく様を淡々と歌い上げていく。
剥ぎ取られていく肉体の腐食は加速し、
魂を露呈していくようなイメージをもたらす速い演奏。
相反するボーカルと楽器陣のギャップ。しかしそこから生まれるのは…
耳に飛び込んでくるインパクト。

壮大な世界観を空き挙げていくゆったりとした歌と激しく速い演奏が刺激しあい、
心地よいギャップを与えて調和している。

接続されて剥ぎ取られてく切り取られた僕の神経
魂よ安らかに眠りゆけ…転生の中


水夢見る蝶々

全ての生命の誕生は水から始まりそこで生まれた生命が、
何かを求めて陸へと上がり、またそれに何かを求め空へ飛び立った。
そして生命体は、空を飛び回り自由を得た…はずだった。

その自由を手にした代償として生命の起源だったはずの水の底へは戻れない。
進化し…空という境地に達したゆえ、起源の深海には戻らなくなってしまった。
蝶の硝子の瞳から______涙がこぼれた....

壮大な物語を詩に乗せて奏でるはメロディアスナンバー。
キャッチーなサビと歌詞の切なさは、ファンの心をつかみ、名曲と昇華した。

さよならを告げたあなたに会いたい 許されているのならば…
痛み連ねてる夜さえもきっと越えてゆける あなたのそばで…


偽りの渦

世界観は「世の中の否定」。
汚れたくないと世の中を眺め、そう想いながら育ってきていたはずなのに、
気が付けば、本当に無垢でいた自分がいたのか疑念を抱く主人公。
狂った大人…嘘につつまれた世界、偽物の渦…感情…?

瞬の下手ギターとしての、陰りを帯びた音が特徴で明るく包み込むような温かさがありつつも、
肌寒い…闇の部分が見え隠れしている。優しいはずなのに、どこか冷たい音。

ぐるりと回って地球に吐き捨てられる あばかれればいいのに世界の正体
全ては嘘に覆われている 透明な想いは壊されゆく


my evaluation


歌詞の世界観を考察していきましたが、それぞれの想いで読んだほうが面白いでしょうね。
Rentrer en Soiの作りこまれた世界観は噛めば噛むほど味が出てきますし。
匠作曲で、メロディは、LIVE感も意識されたようなストレートナンバー。
水面のキラキラとした輝きが光ってるようなギター音。
聴きやすく、サラっと聴ける中で、音が各自それぞれ個性を出し合っているところが聴きどころかも。