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黒猫
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Ruvie/ ルヴィエ
黒猫
発売日:2005/02/16
参考価格:\1,500
価格:\1,499
OFF : \1 (0%)
※この情報は、2009/05/07 00:15のものです。
パラダイス・ロスト

崩壊した未来の世界の中で主人公とその彼女が生き残ろうとするが、
そのためには多くの犠牲も生ずる…という内容。
全てが灰になる世界の混沌をあらわすような重いサウンド。
しかし、決して暗くは無く、しっかりと足がつき、
前を向いていくような力強いサビから抜けた後の浮遊感溢れるアウトロ。
ギター優が加入し、音が重くなった新生るう゛ぃえとしてその世界観を見せ付けるような曲。

目の前で灰に成る僕達が暮らした街は 人間達の血で出来た 深い海に沈んでいった
やさしい終わり方

お互いの道はバラバラになったけど、
私はあなたの幸せを見守っているからねという、互いを想い合った別離を描く、
別れのあとの晴れた気持ちが現れたような歌詞。 一樹、初作曲。

歌詞の世界が滲み出すアコースティックギター、
そして柔らかいシンセの音が絡み徐々にバンドサウンドが絡んでいくような優しい曲。
メロディラインは歌謡曲のように耳にストレスなく聴け、濃くはないけれど、
薄くも無くちょうどイイ心地よさ。

私宛ての手紙には「ありがとう」とだけ書かれてた お礼を言うのは私の方なのに――
黒猫

「Daisy」という名前が付けられた黒猫と少年の話。
自分の好きな花の名前をつけた黒猫と出会ったことで、
少年は前向きに生きていくことができるようになった。
やがて時が過ぎ、「Daisy」とお別れも言えないまま死別…。

しかし、少年が「Daisy」に対してありがとうという感謝をし、別れを告げるという短編小説のような曲。
雨の日、晴れの日、一緒にいられることで気持ちが変化していくようにあらわすように、
跳ねるような明るいメロディーで、
この三曲であらわした世界観のエンディングをあらわすかのようなドラマティックな展開でLIVE映えしそうな曲。

―晴れの日も好きになったよ 僕
                君の瞳と同じ色をしてるから―

my evaluation


はっきり言って、暗いダークサウンド、シャウト系の曲はない。
その上、「たくさん聴くか?」と訊かれるほど、単体としての中毒性も無い。

しかし、この頃から、るう゛ぃえの世界観をしっかりと堪能できる三曲で、
どちらかというと、他のるう゛ぃえの作品を持っていて、それと合わせることで活きる作品。

歌詞も解りやすい方で、るう゛ぃえ初心者でも安心して聴けるタイプ。
はじめての五人としての作品で音圧も全然違うので、るう゛ぃえの歴史をなぞる形としてオススメできます。
特に、「Daisy(ベスト未収録)」は聞いておいて、損は無いかもしれないです。