東京ミカエル。独特の柔らかさを持った切ないメロディがメインとなった曲。
真田一航が歌う、変化が無いように見えて少しづつ違うサビ部分が歌詞の中の背景を描く。
ちなみに、この歌詞、少し変わっていて、視覚的に何の歌詞世界なのかを示している。
歌詞を見ない人、歌詞をホームページなどでしか見ない人にはよく解らないであろう背景。
ネタバレすると、これは、カラオケルームで別れる二人の物語を描いている。
思い出の曲を歌おうとするものの、過ぎ去りし思い出が歌声を拒む。
主旋律が欠ける。そっと手を握る。涙が流れる。沈黙が続く。去っていく。手を伸ばせない。
どんなふうにどんな顔で握った手を離せばいい?
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