タイトルからはドロドロとした内容に思えるかもしれないが、曲調はストレートかつメロディアスなナンバー。
今までのヴィドールのフレーズ、
同期音で必ずといっていいほど毒気を含んでいたが同期を外し、バンドサウンドのみの素直な音になっている。
歌詞の世界観は、これがリリースされる前に起きた実際の事件の話がモチーフとされている。
愛する人と一緒に居たいがために…母親を刺してしまった少女の話。
二人の思い出、"愛"という形があったものが…崩れてしまう…切なく悲しい物語。
ワンマンでは、合唱するほどのジュイ曲です。
ちなみに歌詞内の「シー」は「A…キス」とかの「シー」です。
三年(みとせ)レ白昼夢(ユメ) 過去(ユメ)迷とれ
募る思い出の数だけ 追い込まれて刻む腕の傷
もうすぐ桜が花開き 不意に恋に下界を包む
「U」はユートピアの[U]。理想郷に向かう途中の挫折。
"何で私だけ…"と一人苦悩する主人公に、
「勘違いしないでよ」「悩んでいるのは君だけじゃない」といった、
迷路に迷った人間に冷たく…厳しくも優しさのある曲。
ミディアムテンポのダウナーな曲調であり、暗く冷たい。
しかしサビで膨らむじわじわと滲むような温かさが生まれるような感触がある。
なお、ユキネのサビのクリーンな部分は世界的に有名な曲のフレーズがあったりと遊びも含まれている、
ヴィドールとしての新境地を感じさせてくれるヒデ作曲。
「ここは大勢の住人が住んでいる。」
「病んでいるのは君だけじゃない、勘違いしないでよ」
「さあ…話してくれるかい?」
いままでのヴィドールカラーが出たラメ作曲のナンバー。
最初から最後まで盛り上がり続けれるような煽りダンスナンバー。
LIVEでは、オーディエンスの逆ダイ、モッシュが発生する。
歌詞は「犯罪者の視点」。
マスコミが犯罪の表面を告知することにより騒ぎ立てるが、犯罪者の心理までは解らない。
「人の死期が見える」という一般人には理解し難い犯罪者の心理。
解ってもらえない犯罪者側の考えと、理解の諦めを書いた世界観です。
新聞マスコミ関係者の方へ。
遠く遠くで賛否論じる者へ
私に不都合がございますか?
悩む事通り越えて“神”になりました。
この世に生きる必要な存在(もの)は
終焉を迎えた人間(ひと)との交尾
対象は余命幾許も無き乙女
人の死期が私には見えるのです。
2nd Pressのみ収録されている。「I my アイマイ」と「ヒロイン」が混ざった曲。
しかし、9分もののLIVEテイクです。
でも「ヴィドールのLIVEを行った事がない」という人のためのボーナストラックと聴けばいいかも。
一応世界観というと…記憶を失った女性の話です。
|